思えば私は、中学生あたりからずっと無気力な状態で生きていました。
でもその頃の私にとっては、その状態がすでに当たり前になりすぎていたので、そのことに疑問を持つこともなかったのです。
無気力になってしまう原因(私の場合)
そうなってしまっていた原因は今ならわかります。
私の場合ですが、それは、母親の言うことを聞きすぎていたからなのです。
私の母は何でも口うるさく命令してくるようなタイプの人でした。
「子供がどう思うか」ということには全く興味がなく、「自分がどう思うか」しか関心がないタイプの親だったのです。
また、感情的にも不安定で、気分が悪いと子供に八つ当たりしてくるようなことは日常茶飯事でした。
もっとも、子供の頃の私はそれが八つ当たりだとは気づけなかったのですが、、、
たぶん頭が悪かったんですね・・・
何か母が怒ってきたら無条件で自分が悪いんだと思ってたのです。
母の気分は天気のようにコロコロ変わるので、常に怒られないようにビクビクしていました。
だから自分が何か意思を示していいんだということを知らなかったのです。
これが私が無気力になっていった大元の原因です。
つまり、自分の意思ではなく、誰か(私の場合は母親)のいうことを聞きすぎてしまった。
その状態が当たり前になってしまっていた。
それが無気力になっていった原因だったのです。
もし、私が母親に対して、反抗することができるようなタイプの子供だったなら、無気力にはなっていなかったのだと思います。
そういう子供の場合はおそらく、夜中に学校の窓を割って歩いたりするような(笑)不良になっていくのだと思います。
でも私はそういうタイプの子供ではなかったので、親の言うことをまともに聞きすぎてしまったのです。
解決法:わがままになること
無気力になってしまいやすいのは、自分の意思よりも、親や周りの人間の言うことを優先してしまいやすいタイプの人に起こってきやすい現象なのだと思います。
こういうタイプは自分が悪いと思いやすために、無気力になってしまいやすいのです。
反対に、無気力にならないタイプの人は、自分の意思というのがハッキリとしていて、「人に嫌われること」よりも「自分のやりたいこと」を優先できるタイプの人なのだと思います。
そしてこういうタイプは自分が悪いというよりは他人が悪いと思うことができる特殊能力(笑)を持っていたりするので、無気力にはなりにくかったりするのです。
前者が悪い方向に行きすぎた場合は自殺する方向に行ってしまい、
後者が悪い方向に行きすぎた場合は殺人を犯す方向に行ってしまうのでしょう。
これは別にどちらが良いか、悪いか、という話ではなくて、本人がもともと持っている性質の話。
だから無気力になりやすい人は、正反対の人を見習って、もうちょっとわがままになってもいいのです。
自分の意思を無視して、親とか周りに合わせすぎてそうなっているのですから、少しづつでも自分の意思を示していく練習をしていった方がいいのです。