親が子供を学校に行かせたがる理由
親が子供を学校に行かせたがる理由とはなんでしょうか?
おそらく一番大きな理由は「それが普通だから」だと思います。
それが普通だから、常識だから。
つまり常識から外れたくないのです。
親として正解していたいのです。
たしかに、ひと昔前だったなら、学校にいくことは正解だったと思います。
でも今の時代もそれが正解だとは限らないのです。
ロボットと腕相撲して勝てる人間なんていませんよね。
それと同じように、AI、機械と暗記で勝負して勝てる人間はいないのです。
それなのに、いまだに学校は暗記中心の無駄な勉強ばかり教えているのでしょう。
これでは子供の創造性は育たず、会社に就職するしかない人間になってしまいます。
ひと昔、前なら別にそれでも良かったのです。
終身雇用という幻想を大勢の人が信じていた頃は別にそれでも良かった。
でも終身雇用が終焉を迎えている現代においては、会社に就職するにしても、創造性のある人間が求められているのです。
そして、この創造性というのは、今の学校の教育では得られるものではないものだと思います。
むしろ学校に行き続けることによって子供の創造性は奪われてしまうのでしょう。
そうなると仮に、良い学校に行って、良い会社に入ったとしても、創造性のない人間はリストラされやすくなってしまいます。
親が子供を学校に行かせたがるのは、良い会社に入って、子供の将来の安泰を期待しているからだと思うのですが、
しかし学校に行き続けることによって創造性が奪われ、良い会社に入ってもリストラされやすくなる人間になってしまうのなら、期待していた子供の将来の安泰は得られないのです。
学校に行き続けるメリットがなくなってきているのです。
それでも親が子供を学校に行かせたがるのは、「それが常識だから」だと思います。
常識から外れたくないのです。
周りから変な目で見られたくないのです。
結局のところ、親も子供と同じように、一人の人間なのです。
正解がわからないから、とりあえず、他の多くの人がやっていることを真似しているだけなのでしょう。
だから子供にも常識から外れないように、学校に行ってほしいと思っているのです。
そこには子供を心配する気持ちと、自己保身の気持ちとが、ないまぜになっているのです。
そしてとりあえず、親としての常識、正解を選んでしまう。
それが親が子供を学校に行かせたがる理由なのでしょう。