自分の価値観というのはそう簡単には作れません。
なぜなら、親から、または学校から、あるいはその両方から、間違った教育を受けてしまうからです。
間違った教育を受けてしまうと、人は自分の価値観というのをないがしろにしてしまうのです。
そして、「普通」とか「常識」というものの枠におさまって、型にはまった生き方をしていってしまうようになります。
こういう生き方で幸福になれるのなら、それでもいいのかもしれません。
でもきっと、こういう生き方をしている人は、真綿で首を絞められるような不幸を感じていると思います。
それは人生の前半で「自分の幸福」ではなく、「誰かの幸福」を追求していくように教育されてしまったからでしょう。
親とか、社会にとって価値があるものを求めていくように教育されたからです。
その流れに乗ったままだと、「自分の幸福」「自分の価値観」というのを追求していくことはできないのです。
自分の価値観を作れないとどうなるのか
自分の価値観を作れない人は、誰かの価値観をそのまま信じるようになってしまいます。
誰かの価値観というのは社会で共有されている「常識」とか、その中で生きている集団の「空気」とかですね。
身近なところで言えば、親とか普段の生活で会う他人(学校の人間関係とか、会社での人間関係など)とかですね。
自分の価値観を作れないと、こうした多くの人たちが信じている価値観というのをそのまま受け入れて生きていくようになってしまうのです。
つまり、
ようになってしまうのです。
常識に従って幸福になれるのなら問題はない。でも・・・
常識に従って幸福になれるのなら問題はないのです。
でも、常識に従って本当に幸福な人生を送れている人がいるでしょうか?
心底、幸福そうな常識人のイメージが湧くでしょうか。
私は湧きません。
なぜこうした人たちは幸福ではないかと言うと、やはり、「自分の価値観」というのを作らずに、「誰かの価値観」をそのまま自分の価値観としてしまったからなのです。
誰かにとって価値あることが、必ずしも自分にとっても価値があるとは限らないのです。
こうしたことから、常識に従って生きても幸福にはなれないと思います。
幸福な人生を送るためには「自分の価値観」が必要
幸福な人生を送るためには「自分の価値観」が必要なのです。
これは学校では教わらないですし、親からも教わらないのが普通です。
もし、教えてくれる親がいたとしたなら、それは直接教えるというような形ではなく、親の背中を見せて自然と学ぶというような、かなり上手い教育を親がしてくれた場合だけだと思います。
おそらくそういう風に上手く育てられた人は少ないでしょう。
大抵の親は「〜しなさい」とか、「〜してはいけません」みたいな親の常識をそのまま子供に教えるような教育をしてしまっていると思います。
その親が常識に縛られていいればいるほど、その常識を子供にも明け渡すようになってしまうでしょう。
不幸の連鎖ですね。
これを断ち切るためには、自分で自分の価値観というのを作っていかなければならないのです。
自分の価値観を作るために
ではどうすれば自分の価値観というのを作っていけるのでしょうか?
それはこのブログで何度も言っているように、やはり、自分の興味・関心を大切に扱っていくことだと思います。
自分の興味・関心を追求して、それを自分から勉強していく。
親とか学校からやれと言われてする「やりたくない勉強」ではなく、自分から「やりたいと思う勉強」をしていくこと。
これに尽きるのだと思います。
ただ、「やりたい勉強」ばかりしていても、テストの点数は一向に良くはならないです(笑)
当たり前ですね。
テストに出ない分野の勉強をしているのですから。
この勉強は成果が出るまでには時間がかかるのです。
長期的な投資のようなものです。
これに耐えられる人が少ないから、手っ取り早く、成果が目に見えてわかる、テストで評価される勉強の方を優先させてしまう人が多いのだと思います。
そして「自分の価値観」ではなく、「誰かの価値観」で生きるようになってしまうのでしょう。
本当の教育とは
親とか周りに認められるための勉強ばかりしていたら、自分ではない「誰かの価値観」で生きるようになってしまいます。
「誰かの価値観」で生きて本当の意味で幸福になれる人はいないのです。
本当の意味で幸福になるためには「自分の価値観」を作る必要があります。
これは難しい話です。
一生、「自分の価値観」を作れないでいる人もたくさんいるのでしょう。
だからこそ、本当は興味・関心がない勉強なんかしている暇はないのです。
自分が興味・関心を持てる勉強を優先してやっていき、そして最終的に「自分の価値観」で生きていけるような人間を作ること。
それが本当の教育なのだと思います。