自由とわがまま。
この2つは、なかなか違いがわかりにくいと思います。
なのでその違いについて考えてみました。
自由とわがままの違い
私が思うに、一番大きな違いは責任の比率の割合かな、と感じます。
- 責任率100%→自由
- 責任率70%→少し自由
- 責任率30%→少しわがまま
- 責任率0%→わがまま
もう少し詳しく書くと、
- 責任率100%→自由→自分の言動に対して、全責任を負うことができる精神状態
- 責任率70%→少し自由→自分の言動に対して、責任を負うことができるけど、少し相手のせいにしてしまう精神状態
- 責任率30%→少しわがまま→自分の言動に対して、責任を負うことができないけど、少し自分のせいだと思える神状態
- 責任率0%→わがまま→自分の言動に対して、責任を負うことができずに、全て周りのせいにする精神状態
という感じでしょうか。
簡単に言うと、
自分の行動に責任を取れるのが自由で、
自分の行動に責任を取れない、取ろうとしないのがわがまま、ということなのだと思います。
年齢が若いうちはわがままになりやすい
一般的には若い人の方がわがままになりやすいのです。
当たり前ですね。
若いうちは未熟な状態が普通なのです。
そこから責任率を上げていき、大人になっていくのです。
ただ、往々にして若い人は、自由とわがままを履き違えます。
若い人が欲しているのは「責任がない自由」だったりするからです。
責任がない自由はわがまま
前述したように、責任がない自由はただのわがままなのです。
これを体現している究極の例をあげるすると、それは赤ん坊だと思います。
赤ん坊というのはわがままです。
自分の言動に全く責任を負えません。
だから周り(親)に欲求を満たしてくれるように泣いて、わがままを言ってくるのです。
ただ、赤ん坊の場合は仕方ない上に、可愛げがあるので特に問題にはならないと思うのですが、もしこれが大人なら大きな問題です。
大人が責任率0%のわがままを言って問題にならないわけがありません。
大人のわがままは痛い
大人のわがままは痛い、というより恥ずかしいです。
「見た目は子供、頭脳は大人、その名は名探偵コナ●」の逆バージョンになってしまう、ということです。
そういう大人になりたいと思う人はいないはずですよね。
痛い大人にならないためには、自由を正しく扱えるようになる必要があるのです。
「大人になる」とは、わがままから自由への移行のこと
大人になるというのは、最初に書いたように、責任率のパーセンテージを上げていくことなのです。
言葉を変えて言うなら「自由の扱い方が上手くなること」だと思います。
わがままを言って、他人を害して無反省な人間にならないこと。
自分がやったことに対して、全責任を取れるようになること。
こうした自由の扱い方を学んでいくことが、大人になるために大切なことなのだと思います。