家族の絆【鬼滅の刃】

家族の絆【鬼滅の刃】

「鬼滅の刃」というアニメを見ていたせいか、最近「家族の絆」について考えることが多いです。

私の家は、竈門家(主人公)の家族のように、愛がある家庭ではありませんでした。

どちらかと言えば、「恐怖の絆」で繋がっているような家庭でした。

親が言ってくることは常に「〜しなさい!」「〜してはいけません!」というような命令ばかり。

命令に背くと山に連れていかれて木に縛られて数時間放置みたいなことをよくやられていました。

そういうことを何度もやられていると、次第に、自分は意思を示してはいけないんだと思うようになっていったのです。

自分の意思を示さずに、親の言う通りに動くと親は怒らなくなりました。

だからこれでいいんだと勘違いしてしまったのです。


親の言う通りに動けば親は怒らなくなる。

私は恐怖を避けるためだけに思考停止して親の言うことだけを守るロボットと化していました。

親は子供(私)が従順になっていったので、全く問題はないと感じていたようです。

ところが、私にできるのは親の命令に従うことだけだったので、全く優秀ではなかったのです。

今度は親は子供(私)が優秀ではないことを否定してきました。

恐怖に支配されていた子供の頃の私は、親の言うことをまともに聞いてしまい、優秀ではない自分を否定して、さらに自己評価を著しく下げていったのでした。

本物の家族とは愛と信頼でできている

こんな家庭で育ってきたので、私には「家族の絆」みたいなものを感じたことはなかったです。

学校に行っていたのも、親の命令で恐怖から行っていただけだったので、楽しいと感じることはありませんでした。

思えば、その頃からすでにうつ病のような症状が出ていたのですが、親に相談しても怒られるだけなので、なんとか誤魔化しながら、学生時代を乗り切りました。

その結果、できれば一生、人に会いたくないと思ってしまうような人間(まもの)になってしまったのです。

こうなってしまった大元の原因は、やはり「家族の絆」というのを感じたことがなかったからなのだと思います。

炭治郎は言っていますね。

本当の家族なら愛と信頼の匂いがする、と。

しかし、私の家にはそれがまったくありませんでした。

あったのは恐怖と義務、支配と服従だけ。

こんなものは家族とは言わない、まがい物、偽物です。

しかし、子供の頃の私はそのまがい物、偽物の家族の在り方しか知らなかったので、そういう関係がおかしいとは思えなかったのです。

偽物の関係しか知らなければ本物の関係もわかるはずはありません。

塩しか舐めたことがなければ、白い粉を見ればしょっぱいもの、というイメージしか湧かなくなるものです。

砂糖を舐めることによって初めて、両方の存在を知ることができるのです。

いろんなことを知るのにマンガやアニメは役立つ

こうした「砂糖、あるいは塩の存在を知る」ということに関して、親や学校は役には立たないと思います。

こういうことを知るためには意外に、マンガやアニメを見ることが役立ったりするのです。

私が学生時代の頃は今ほど、アニメなどを見る環境に恵まれていたわけではなかったので、ただただ、無意味な時間を過ごすことが多かったです。

ほんと、無駄な時間を過ごしてしまったと思います。

サラリーマン教師に道徳を教えることはできない

いくら学校で「道徳」の授業を受けたとしても、「家族の絆」の大切さとか「心」の大切さなんてものはわかるようにはならないと思います。

これはそもそも、教えるのが難しい領域のものなので、サラリーマン教師には難易度が高いのです。

親が、子供の心を大切に扱ってくれるような人だったなら、子供は「道徳」なんて習わなくても、自然と道徳心を持った人間になっていくと思います。

しかし、親が子供の心を雑に扱っているような家庭で育った場合は、いくら学校で「道徳」を習ったところで、あまり意味はないでしょう。

それほど「家族の影響」というのは子供にとっては大きなものなのです。

現代教育の根本の問題

子供は良くも悪くも、自分の家族の状況を当たり前だと思ってしまいます。

愛ある家庭で育てば、子供は自然とその大切さを学んでいくだろうし、逆に、恐怖しか知らない家庭で育てば、子供は他人を同じように恐怖で支配するような人間になっていくでしょう。

あるいは私のように、誰にも会いたくないと思うような人間になってしまうかのどちらかになりやすいのだと思います。

こういう風にならないためには、やはり、早い段階でいろんなことを知っておく必要があるのです。

学校の勉強のように、テストでいい点を取るためだけの役に立たない興味のない無駄な勉強ではなく。

まずは自分が何に興味があるのかを知っていかなくてはならないのです。

そのための最初の導入として、マンガやアニメを見ることは意外に役立つと私は思っています。

特に、愛がない家庭で育った子供は、そうしたものに頼るしか他に救いがないのではないでしょうか。

大切なことを教えてくれる存在が他にいないのなら、むしろ積極的にマンガやアニメに頼っていった方が結果的に救われる部分は大きいと思います。

本来、勉強というのはそうした土台、家族の絆がしっかりと固まっている上でやるものなのですが、そこが不安定だからいくら勉強しても意味がないような状況になっているのが現代教育の根本の問題なのでしょう。

親が子供とアニメの話題などで盛り上がれるような家庭を作ることができるのなら、子供も(親が望む通りに)学校の成績は自然と良くなっていくのだと思います。

まぁもっとも、そういう家庭を作れるような親は子供の成績にそんなに執着しないと思いますが・・・

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