自分と他人は違います。
これは外見的に、という当たり前の話ではなくて、内面的な違いの話です。
この違いを理解しないと、かなり生きづらい人生を歩んでしまうと思います。
自分と他人は違う
人間は先天的な違いを持って生まれてきます。
言葉を変えて言うと「最初から与えられているものが決まっている」とも言えるのです。
りんごの種はどう頑張ってもみかんにはならないように、人間にもある程度「最初から持っているものの違い」みたいなものが存在するのです。
そこを理解しないで、りんごがみかんになろうとしたり、あるいは、みかんがりんごになろうとするのは苦しいだけで、あまりいいことにはなりません。
違いがあるから自分を知ることができる
もし世界に、りんごしかいなければ、自分がりんごだと気づくことはないでしょう。
りんごとは違う存在がいるから、自分はりんごだと気づくことができるのです。
自分とは違う他人という存在がいるから、自分という存在を認識することができるのです。
他人がいなければ、自分の存在が当たり前になってしまい、自分を知ることはできないと思います。
自分を知るためには他人の存在が必要不可欠なのです。
若い時は自分とは違うものに憧れる
一般的に若い時というのは、自分とは違うものに憧れを持ちやすいのです。
りんごはみかんに憧れ、みかんはりんごに憧れやすいのだと思います。
自分がりんごなのに、みかんに憧れてみかんになろうとしたり、あるいは自分がみかんなのに、りんごに憧れてりんごになろうとするのです。
しかし、りんごはみかんにはなれません。みかんもりんごにはなれません。
りんごの種はりんごにしかならないし、みかんの種はみかんにしかならないのです。
違うものになろうとすると生きづらい
自分がもともと持っているものとは違うものになろうとするのは生きづらいのです。
最初に自分を否定してしまっているから。
そこから、価値がある違うものになろうとするから。
まずは自分が自分を認めないことには、生きづらい状態は変わってはいかないのです。
自分を認めて、持っているものを伸ばす
生きやすくなるためには、自分の種の種類を知って、それに合った方向に自分を伸ばしていく必要があるのです。
決して、自分の種を否定して、違うものになろうとするのではないのです。
自分がもともと持っているものを否定せずに認めること。
自分以外の誰かになろうとするのではなく、自分の性質を知ってそれを伸ばしていくこと。
これが生きやすくなるために絶対に必要なことなのです。