最近、気づいたことがあります。
それは、悪口をよく言う人は、自分が言ったことを5分で忘れていくwということ。
そして悪口を言われた方は、下手をするとそのことを5年以上も覚えている、ということです。
なぜこんなことが起こってきてしまうのでしょうか。
人間にはいろんなタイプがある
まず、人間にはいろんなタイプがあるわけです。
ここではあえてザックリ2種類に分けるとすれば「鈍感なタイプ」の人間と「敏感なタイプ」の人間ですね。
悪口をよく言うような人は確実に鈍感タイプの人間だと思います
逆に、悪口を言われてそのことをずっと気にしてしまうような人は敏感タイプの人間でしょう。今風の言い方をするならHSPでしょうか。
普通の人よりも、繊細に物事を受け止めてしまうからこそ、心ない他人から言われる何気ない一言でもダメージを受けてしまうのです。
それが自分を狙った悪口ならそのダメージの量も跳ね上がるわけです。
悪口を言う人(鈍感タイプ)
悪口を言う人というのは、鈍感だからこそ、悪口を言って相手を傷つけていることに気づいていないのでしょう。
あるいは単に悪口を言って、ストレス解消しているだけなのかもしれません(こっちの方がもっと最悪)
おそらく、いじめをする側の心理というのはこういうタイプの人のことをいうのだと思います。
相手にダメージを与えても鈍感さゆえに、自分は傷つかない。
むしろストレス解消になって、いい気分で日常を過ごせるようになるのでしょう。
こういう人間も実際には存在するのです。
悪口を気にしてしまう人(敏感タイプ)
一方で、悪口を言われて、そのことをずっと気にしてしまうような人というのは、敏感(HSP)なのです。
仮に、こういうタイプの人が悪口を言ったとしても、相手を傷つけてしまうことに気づき過ぎてしまうので、だから基本的には悪口は言えないのです。
なぜなら、悪口を言うということは、自分を傷つけることになるから。
鈍感ではないがゆえに、他人を傷つけることが自分を傷つけることに繋がってしまうのです。
だから、他人を傷つけることがストレスになってしまう。
鈍感タイプとは真逆ですね。
悪口を言うことがストレス解消になる鈍感タイプとストレスになる敏感タイプ
鈍感タイプはその鈍感さゆえに、悪口を言って相手を傷つけても、相手の感情が伝わってこないのでしょう。
だから悪口を言うことがストレス解消になるのです(笑)
そして自分だけスッキリして忘れていく。
いじめをする側が、いじめをしたことをキレイさっぱり忘れていくのもこれと似たような心理なのでしょう。
一方で、敏感タイプはその敏感さゆえに、悪口を言って相手を傷つけたら、相手の感情が自分にも伝わってきて、自分も傷ついてしまうのです。
他人の悪口を言うことが、ストレスになってしまう。
だから簡単に他人の悪口を言えないのです。
鈍感タイプはたわし、敏感タイプはスポンジ
この二者が、同じ空間にいることによって鈍感タイプは無意識のうちに、あるいは意識的に敏感タイプを傷つけてしまうのです。
それはさながら、たわしとスポンジを同じ空間に置いてシャッフルする感じに近いと思います。
そんな状況で傷ついてしまうのは常にスポンジ(敏感タイプ)の方なのです。
本当ならこの二者を同じ空間に置いてはいけないのだと思います。
悪口を言う人は、言ったことを5分で忘れていく
悪口を言う人は、自分の言ったことを5分も経たずに忘れていくのに、言われた方が何年もそのことを覚えているなんて割りに合いません。
おそらく、悪口を言う方もそこまで相手を傷つけている、ということに気づいていないのだと思います。鈍感さゆえに。
だから敏感な人は鈍感な人の悪口を気にしないでいられるようになる必要があるのです。
悪口を言われても気にしない方法
敏感な人は悪口を言われたら、そのことを無意識のうちに繰り返し思い出してその嫌な感情を何度も味わってしまうのです。
だから敏感な人は、悪口を言われても気にしないでいる、というのは正直難しいと思います。
それでも、ダメージを最小限に抑える方法はあります。
それは意識をそらすということ。
敏感な人は悪口を言われたら、その経験を何度も反芻してしまうので、そうなる前に積極的に意識をそらすのです。
もっと具体的に言うと「自分の好きなことに意識を向ける」ということですね。
これは意外に努力が必要なのです。
悪口を言われていない穏やかな日とかには、自分の好きなことに意識を向けるのはそれほど難しくないと思いますが、悪口を言われて嫌な気分になっているときにこれをやるのは努力が必要なのです。
意識的に「意識を好きなことに向ける」のです。
これができるようになれば、悪口にまったく傷つかなくなるところまではいかないと思いますが、ある程度、ダメージを軽減できるようになると思います。
- 悪口を言った人(鈍感タイプ)は、自分の言ったことを5分で忘れていき、
- 悪口を言われた人(敏感タイプ)は、そのことを5年も(下手したらもっと)覚えている
考えてみると馬鹿らしい話です。
悪口を言った方も、まさか自分が言ったことで相手がそこまで何年もダメージを受け続けているとは思わないでしょう。
だから罪悪感なく気軽に悪口が言えるのです。
ところが世の中には鈍感タイプの人間だけがいるわけではありません。
そんなことも想像できない鈍感タイプの人間の言うことをまともに聞くのは馬鹿らしいのです。
そんな人間の言うことに意識を向けるのではなく、「自分の好きなことに意識を向ける」
こういう風に自分で意識を向ける方向を選ぶことが、心ない他人からの悪口から身を守る方法なのです。