死にたいほど学校に行きたくない。
では学校に行かなければ問題が解決するのかというとそうでもない。
むしろ今度は、学校に行っていない自分を自己否定してしまう。
「学校に行っても地獄、学校に行かなくても地獄」のような感じになってしまう。
どうすればこうした状況から抜け出せるのでしょうか。
学校に行っても地獄
学校が大好きで楽しくて楽しくて仕方ない、みたいな人はおそらくあまりいないと思います。
どちらかと言えば楽しくも辛くもない、と思っているような人が大半でしょう。
「死にたいほど学校に行きたくない」と思っている人は数としては少数派なのだと思います。
大半の人たちにとっては学校という場所はぬるま湯のような場所で、どちらかと言えば行きたくない、面倒くさい、と感じている場所なのでしょう。
しかし「死にたいほど学校に行きたくない」と思っている人間からすれば、学校はぬるま湯などではなく、地獄なのです。
そんなに辛いなら学校に行かなければいいと思うかもしれませんが、話はそう単純でもありません。
学校に行かなくても地獄
学校に行かなければ問題はすべて解決するかと言えば、そんなことはありません。
学校に行かなくても「学校に行っていない自分」を自己否定していたら、そこにも地獄が生じてきてしまいます。
学校に行き続ける地獄よりは楽かもしれませんが、学校に行っていないという先の見えない不安感は、学校に行き続ける地獄にはないものです。
学校に行かなくてもこうした不安感を感じて自己否定ばかりしてしまうのなら、学校に行っても地獄、学校に行かなくても地獄のような状況になってしまうでしょう。
ではどうしたらこうした状況から抜け出すことができるのでしょうか。
解決策はどんな自分でも否定しないこと
こうすれば解決する、というような具体的な答えがあるわけではないのですが、一つだけ確実に言えることは「自分を否定しない」ことだと思います。
- 学校に行っても周りが否定してくる
- 学校に行かなくても、そんな自分を自分で否定してしまう
これでは心が落ち着く場所がありません。
理想を言えば、たとえ子供が学校に行っていなくとも全肯定してくれるような親がいればいいのですが、そんな親はレアポケモン並みに数が少ないのだと思います。
だから家にも落ち着ける場所がなくて自分を否定してしまう。
しかし、だからこそ自分を否定しないことが必要になってくるのです。
自分を肯定してくれる存在が周りに誰もいないからこそ、自分を否定してはいけないのです。
周りに誰も自分を肯定してくれる存在がいなくて、そして自分でも自分を否定してしまったら自殺するしか道が残されていないような気になります。
だから、どんな自分でも「自分を否定しないこと」が大切になってくるのです。
それしか生き延びる方法がないと思います。
自分の好きなことに意識を向ける
とはいえ「自分を否定しない」という言葉だけだと漠然としすぎてよくわからないと思います。
なのでもう少し具体的な方向に言い換えると「自分の好きなことに意識を向ける」ということです。
今まで生きてきて、これをやっているときは楽しいな、と感じたものがあるはずです。
たとえば、マンガを読んだりアニメを見たり、小説を読んだりアニメを見たり。。
すみません、、、アニメを見ることを2回言いました笑。
私自身がアニメを見ることによって「自己否定してしまう意識」をそらしてきたので、アニメが好きな人には同じ方法が使えるかもしれないと思って例として出してみました。
別にアニメとかでなくても、好きな芸能人とか音楽とかでもよくて、要は自分の気分が変わるものならなんでもいいのです。
現実を見て嫌な気分になって自己否定ばかりしていても、現実は一向に変わっていかないので、そういう状態に陥っている場合はむしろ現実を見ないで好きなことに意識を向ける方がいいと思います。
ただ、未熟な親に限って、子供がそういうことをやっていると「現実を見なさい!」などと言ってくると思うのですが、無視していいです。
現実を見ても袋小路に陥っていて死しか見えてこないから、そこから逃げているんであって、そうした子供に「現実を見ろ!」と言ってくるのであれば、その親の方が現実が見えていないわけです。
親も所詮、一人の人間。
子供より数十年、この世に早く生まれたから多少ものを知っていたり、経験値が溜まっていたりするだけで絶対に正しいわけではないのです。
好きなことを伸ばしていく
「〜しなさい!」みたいなことをよく言ってくる親はおそらく、義務で生きてきた部分が多かったのでしょう。
好きじゃないことを多くやって生きてきたからこそ、子供にもそういう生き方を要求してしまう。
でも今はそういう時代ではありません。
これからの時代は、自分の好きなことを伸ばしていくことが大切です。
自分の好きなことを伸ばしていき、それが結果的に仕事と呼ばれるものにまで昇華させる必要があるのです。
そういう生き方をする人が多くなっていくと思います。
「〜しなければいけない」という仕事の仕方ではなく、「〜したい」という仕事の仕方に変わっていくのです。
いや、変わっていかないといけないのです。
この変化に適応できない人はどんどん厳しくなっていくと思います。
だからこそ下手に現実を見て、やりたくない仕事を義務でするようになるよりは、現実を見ないで好きなことに没頭する時間があった人の方が、これからの社会では生きやすくなるでしょう。
そのためには「現実を見ろ!」と言ってくる親や大人たちの言うことをまともに聞いていてはいけないのです。
誰にも理解されなくとも、自分の好きなことを伸ばしていく必要があるのです。
本当はそのために勉強とかがあるのですが、学校でやる勉強は暗記中心の無駄なことが多いわけです。
暗記でAIに勝てる人間なんていないですからね。
だからこそ、AIにはない「自分の好きなこと」を伸ばしていく必要があるのです。