自信がない人は、人に好かれようとしてしまいます。
でも仮に、人に好かれたとしても、それで自信が得られるわけではありません。
今度はその評価を失わないために、ずっと人に好かれ続けることをしなければいけなくなってくる・・・
この状態では自信なんて持ちようがないのです。
人に好かれることで自信は得られない
人に嫌われないため、人に好かれるための行動をどれだけしたところで自信は持てるようにはなりません。
なぜならその行動の目的が「他者に肯定されること」だからです。
他者に肯定されることを目的にしてしまうと、自然と「いい人」になってしまいます。
「いい人」というのは誰に対しても嫌われないように気を使ってしまう人のことです。
こういう人は自我が弱い人が多いのだと思います。
言い方を変えると優しい人なのですが、いかんせん「自分はこう生きたい」という強い意志みたいなものが欠如しているため、周りに流されるだけで、自分の人生を生きれていない人が多いのでしょう。
本人に自覚があるかどうかは別にして、こうなってしまうのはやはり「人に好かれること」「人に嫌われないこと」を目的にしているような人生観で生きているからなのです。
自信を持つためには自分の軸が必要
自信を持つためには「人に好かれること」「人に嫌われないこと」以外の人生観が必要になってきます。
要は「自分の軸」ですね。
- 自分は何を思っているのか
- 自分は何を大切にしたいのか
- 自分はどういう時間を過ごしたいのか
- 自分はどういう人生を生きたいのか
自我が弱い人は、往々にしてこうした「自分は〜したい」というのを蔑ろにしてしまいます。
しかし、こういうのを大切にしないと自分の軸というのは作れないのです。
自分の軸を作れない人は、何度も言っているように、「人に好かれること」「人に嫌われないこと」が目的の人生になってしまうのです。
そういう人生が嫌なら自分の軸というのを持つしかありません。
自分の軸を持つために勉強をする
学校でどうでもいい勉強ばかりさせられている学生が「なんのために勉強しなければいけないのか」みたいな質問をよくすると思うのですが、
その答えが「自分の軸を持つために勉強する」なのです。
もちろん、これは無数にある一つの答えで唯一の正解ではないのですが、「将来のため」というような漠然としたものよりは優秀な答えだと思います。
ただ学校の勉強は、自分にとってどうでもいいことばかりを覚えさせられる勉強なので、「自分の軸を形成するため」にはあまり役には立ちません。
理想を言えば、軸の形成の仕方は学校で教えるのがベストだと思うのですが、この軸は一人一人違うので、画一的な教育をしている学校のやり方では教えるのは不可能ということなのでしょう。
なので自分の軸を作るためには、大人になってから勉強をやり直さなければいけなくなってくるのです。
勉強をしないで自分の軸を作れないといつまでも自信が持てないまま、「人に好かれること」「人に嫌われないこと」「常識から外れないこと」が目的の人生になってしまいます。
それが嫌なら勉強して「自分の軸」を作らなければいけないのです。