今や漫画史上の累計発行部数TOP10に余裕で入りそうな勢いの「鬼滅の刃」
1年くらい前にこの記事を書いたときは、まさかここまで人気が出るとは思っていませんでした。
そこで今回は、鬼滅の刃に出てくる全集中の呼吸にちなんで、現実世界でも実践できる「愛の呼吸」のやり方を紹介してみようと思います。
なぜ愛の呼吸なのか?
まず、なぜ愛の呼吸のやり方を紹介しようと思ったかを説明させてください。
人間が1日、24時間のうちでする呼吸の回数は約2万3000回。
でも私たちは、そのほとんどの呼吸を無意識でしています。
言わば、私たちは「無意識の呼吸」の使い手なわけです(笑)
で、これの何がまずいかというと、無意識の呼吸をして生きると、人は不幸になりやすい。
積極的に「不幸になりたい」と思う人はいませんよね。
それなのに不幸な人生を歩んでしまう人が多いのは、無意識で生きているからなのです。
もちろん、親や周りに愛されて育った人なら無意識で生きてもそれなりに幸福な人生を歩めるかもしれませんが、そうではない多くの人たちの場合、無意識で生きると不幸になってしまいます。
そこで幸福な人生を歩もうとするなら、無意識ではなく、意識的に生きる必要があるのです。
ただ、「意識的に生きる」というだけだと漠然としすぎててよくわからないと思いますが、「意識的に呼吸する」だと話がだいぶ分かりやすくなってくるのではないでしょうか。
ここで話が最初に戻って、意識的に生きるための一つの方法として「愛の呼吸」のやり方を紹介しようと思ったわけです。
自分を愛するための愛の呼吸
親や環境に恵まれて、自分を無条件に100パーセント愛することができるようになった人はごくわずかでしょう。
なので、そうではない私たちは、自分で自分を愛さなければいけないわけです。
そのための「愛の呼吸」です。
愛の呼吸ができるようになれば、自分を愛することができるようになり、
自分を愛することができれば、自己肯定感が高くなります。
世界的に見ても自己肯定感が低くなりがちな日本人には、特に自分を愛することは必要なことなのではないでしょうか。
愛の呼吸で自分を愛することができるようになれば、自分を愛するのと同じように、他人を愛することができるようになるはずです。
全集中「愛の呼吸」のやり方【オリジナル】
鬼滅の刃に出てくる「全集中の呼吸」は鬼を倒すために、身体能力を大幅に上昇させる特殊な呼吸法として描かれていました。
このアイデアを少しお借りして、方向性を多少変えて私なりに作ったのが「愛の呼吸」です。
現実世界で実際に役立って実践できる能力は、鬼を倒す能力ではなく(鬼いないし)、人(自分と他人)を愛する能力だと思うからです。
ではそのための「愛の呼吸」のやり方を紹介していこうと思います。
- 息を吐ききる
- そのときに自分の中の不要なものが出ていくイメージをする(濁った水が出ていくイメージでもいい)
- 吐ききったら少しの間、苦しくない範囲で息を止め、自然と息を吸いたくなるまで待つ
- 息を吸いたくなったら、息を吸おうとして吸うのではなく、自然と息が入ってくるのに任せる感じで息を吸う
- このときに自分にとって必要なもの(愛)が自然と入ってくるのをイメージする(綺麗な水が入ってくるイメージでもいい)
- それ(愛)が自分の中で十分、満たされた状態を想像し、できればその感情、フィーリングを感じることができるようになるまでイメージを高める
- 空気(愛)をたくさん吸い、軽く息を止め、もう十分満たされた状態をイメージし、そのフィーリング、波動を自分の中で実感できればOK
- 最初に戻って息を吐ききる
これを最初は自分一人になれる静かなところで実践し、コツを掴んできたら日常生活で気づくたびにやり、そしてあなたが柱になりたいのであれば(笑)、四六時中やり続ける(全集中・常中)ことです。

もちろん、誰もが柱を目指しているわけではないでしょうし、それに四六時中この呼吸法をやり続けるというのは難易度も高いので現実的ではないかもしれません。
それでも自分が普段、日常生活の中で無意識に呼吸をしているということに気づいたら、こうした呼吸法を思い出しては実践していくごとに、自分の中にもともと備わっている力(愛)に気づく可能性は高まっていくはずです。
今回は「鬼滅の刃」から着想を得て、私なりに考えた現実世界でも実践できる「愛の呼吸」のやり方を紹介してみました。
やり方を紹介しておきながら最後にこんなことを言うのもなんですが、自分にとってやりやすい呼吸法というのは人によって違うものです。
それは鬼滅の刃に出てくるいろんな「○の呼吸」というのがあるように、人によって合う合わないがあるからです。
自分にとって何が合うかというのは自分にしか分かりません。
だから自分を知る必要があるのです。
最初はいろんな型を学び、実践し、最終的に自分だけのオリジナルなやり方を見つけていけばいいのだと思います。
今回紹介した「愛の呼吸」も、一つのやり方として参考になれば幸いです。